今日もはなまる。

好きなものと告知とかをゆるゆると。

私が秋の読書におすすめする本たち。

お久しぶりです。水無瀬です。

はてなブログさんのお題に面白いものがあったので、やってみようと思います。

お題である「読書の秋」、本が好きな私は迷わず飛びつきました。

通常なら自分が一番好きな本を紹介すると思うのですが、私はその日その時の気分によって読みたい本のジャンルが変わる人間なので、必然的に紹介したい本が多くなってしまい、選出するのにかなり迷いました。

それでも選び切れていないので、ネタバレしない程度に何冊か紹介します。

興味を持っていただければ、ぜひ読んでほしいな~と思います。

 

●一冊目「桜風堂ものがたり」(著・村山早紀先生)

桜風堂ものがたり

桜風堂ものがたり

 

 ソフトカバーの小説です。ソフトカバーは持ち運びしやすくていいですよね。最近多い気がします。

著者は「シューラ姫のぼうけん」、「風の丘のルルーシリーズ」などなど…ジャンルでいうと、児童文学を書いていらっしゃる作家さん、村山早紀先生です。私は小さい頃「シューラ姫のぼうけん」を何度も繰り返し読んでいました。大好きな作家さんの一人です。

もし装丁に惹かれて表紙買いするなら、表紙買いした以上の価値のある本だと思います。

個人的な感想としては、とても優しい文体で心にすっと入ってくる文章です。学生時代、課題に追われて疲れ果ててる時に読んだのですが、一気読みして号泣しました。他のシリーズなどでも言えることですが、村山先生は本当に泣かせにくる。(誉め言葉)

もし他のシリーズが気になった方は、著者名でAmazonなどを検索すると沢山出てくるので、自分好みの作品を見つけてみてください。

 

疲れている人、優しい心温まる小説を読みたい人におすすめします。

 

 

●二冊目「獣の奏者」(著・上橋菜穂子先生)

獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)

獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)

 

 アニメにもなった有名な作品なので、知っている方も多いと思います。ファンタジー作品です。

著者は「守り人シリーズ精霊の守り人など)」で有名な、上橋菜穂子先生です。

私の人生に多大な影響を与えた、1番大好きな作家さんです。

1巻の闘蛇(とうだ)編と、2巻の王獣(おうじゅう)編の2巻構成でハードカバーで出版されていましたが、文庫もあります。

さらに、続編が2冊(3巻の探求編と4巻の完結編)と、外伝が1冊出てます。計5冊で続編も外伝も文庫化されてます。

あんまり書くとネタバレになってしまうので自重しますが、個人的な感想は生死についてというか、人生について考えさせられる本だと思います。全体的には重い話に分類されるんじゃないでしょうか。

上橋先生の作品全体に言えることですが、描写がひとつひとつ緻密に書かれていて、個人差はあると思いますが、情景が頭の中に浮かんできます。

特にというか、私がすごいなと思っているのが、ご飯の描写です。本当においしそうで、読んでいるとお腹がすきます。

気になったら読んでください。お願いします。

 

人生について考えたい、考察しながら読みたい、動物が出てくる小説が読みたい、ファンタジー小説が読みたい、長編が読みたい人におすすめします。

 

 

●三冊目「狐笛のかなた」(著・上橋菜穂子先生)

狐笛のかなた (新潮文庫)

狐笛のかなた (新潮文庫)

 

 「また上橋先生の作品かよ」というツッコミは心の中でお願いします。好きなんです、上橋先生の作品。だからしょうがない。

上記でも紹介した通り有名な作品が多い方ですが、この本は私が上橋先生の作品の中で一番好きな本です。月に一度は読み返します。

今は新潮社の文庫版しか書店で見たことないのですが、もともと理論社からハードカバーで発売されています。ハードカバーの方は絶版になってしまったのかな…

こちらはファンタジー要素はありますが日本が舞台のお話です。なので、場面の想像は簡単にできるんじゃないかな~と思います。夢枕獏さんの陰陽師とか、結城光流先生の少年陰陽師とかが好きな方は好きな世界観です。(もれなく私がそう。)

この作品ももれなく上橋先生の描写の緻密さは健在なので、あっという間に引き込まれます。

獣の奏者とは別のベクトルで泣きます。言うなれば、かなりの純愛さに、健気さに泣きます。泣かされます。

確かに他の作品でも泣かされますが、狐笛のかなたは一味違います。実際に読んで確かめてほしいです。

獣の奏者が人生について考えさせられる小説なら、狐笛のかなたは幸せ、愛について考えさせられる小説だと思います。

読んでいて幸せの形は人それぞれで、これは彼らにとって最高の幸せなのかもしれないな、と私は感じました。

個人的にアニメ化してほしい小説です。WIDSTUDIOさんあたりで…

 

ファンタジー要素がそんなに強くないのが読みたい、感動したい、純愛が読みたい、陰陽師とかそういう世界観が好きという方におすすめします。

 

 

●四冊目「夜行」(著・森見登美彦先生)

夜行

夜行

 

 森見先生も有名ですよね!独特の世界観ですが、その世界観が私は好きです。癖になります。スルメです。

夜行以前の小説を読んだことのある方ならわかると思うのですが、まさに集大成です。森見ワールド全開です。

本当にこの小説はよんでくれとしか言えません。読んで森見ワールドを体験してください。

 

森見先生の作品が気になっている方、いろいろなジャンルが混ざった作品が読みたい、何を読みたいか迷っているという方におすすめです。

 

 

●五冊目「虐殺器官」(著・伊藤計劃先生)

虐殺器官〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

 

 私の周りでは知る人ぞ知るという感じだったのですが(ハヤカワ文庫系が好きな方にはそんなことないと思いますが)、アニメ映画化してから一気に知名度が上がった作品です。

ジャンルはちょっと迷うのですが、分けるならSFに分類されるのではないでしょうか。系統的にはアニメのPSYCHOPASSシリーズ、ディックのアンドロイドは電気羊の夢を見るか?と似てる感じがします。

学生時代、友人にこの本を貸したら途中で「私には無理だ…」と返却してきた事例があるので、この作品は読む人を選ぶなと思います。

なので、普段はあまり本を読まないという方にはおすすめできません。結構読むよ~という方はまず、好き嫌いが出る作品なので、冒頭部分を読んでみるのが一番いいと思います。それで読めるぞ!となった方はそのまま最後まで、駆け抜ける感じで読んでいってください。

内容的はSFで近未来。もしかしたらありえるかもしれない未来という感じです。話は上記で紹介してきた本より結構難しめで、読んでいる間も頭使います。けれど、この先どうなるんだ?!というワクワク感とハラハラ感で一気に最後まで読みました。

読み終わった後も、これはこうだったのかな…などと考察が止まりませんでした。もしかしたらありえるかもしれない未来っていうのが、また何とも言えない怖さがあって、けれどやはりワクワクして何度も読み返しました。その度に新しい発見があったりして、また読み返すというループに陥ってしまい、納得するまで続きました。

人によって解釈が分かれる作品だと思います。他の考察を聞いて「こんな考え方があったのか」と納得するもよし、議論するもよし、読後にも様々な方法で沢山楽しめる作品です。その解釈の一つがアニメ映画だと思います。

著者の伊藤計劃先生は残念ながら若くして亡くなってしまったのですが、他にも素晴らしい作品を残されているのでこの虐殺器官を気に入った方はぜひ、他の作品も読んでみてください。伊藤計劃先生の著書で次に読むなら、「harmony」を読んでほしいです。

 

考察しながら読みたい、SF系・近未来が舞台の作品が読みたい、長編が読みたい人におすすめします。

 

 

合計五冊の紹介でした。

推敲とかして見直したんですけど、それでも3000字超えてて驚きました。長くてすみません。

それぞれの作品にそれぞれの作品の良さがあるので、気になった作品があったら是非読んでほしいです。

もし、この記事がきっかけで読んだよ!という方がいて、教えてもらえたら大喜びします。

 

それでは、長々と失礼しました~!